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IIJ、欧州でIaaS型クラウドサービスを提供開始

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は5日、ロンドンを拠点とする連結子会社の英IIJ Europe Limitedが、欧州域内でクラウドサービス「IIJ GIO EUサービス」を開始したと発表した。

 「IIJ GIO EUサービス」は、クラウド環境でコンピューティングリソースを提供するIaaS型のサービス。IIJが日本国内で提供しているクラウドサービス「IIJ GIOサービス」の運用ノウハウを生かし、仮想サーバーの稼働率99.99%以上のSLAを提供するなど、日本市場と同レベルの高品質なサーバー環境を提供するという。

 加えて、仮想/物理といったサーバーの種類や、CPU性能、メモリ容量、OSなどを自由に選択可能な柔軟性の高さも特長。データをファイル単位でバックアップするオプションサービスも用意されているので、ミッションクリティカルな用途での利用にも適しているとした。

 またIIJでは、2013年4月にロンドンにデータセンターを開設し、日・英・米を大容量回線でつないだバックボーンネットワークを構築しているため、通信品質の高いインターネット接続により、遅延の少ない安定したサーバー環境が利用可能。さらに、欧州の主要クラウドサービスでは、インターネットのトラフィック量に応じた従量課金制が多いのに対し、「IIJ GIO EUサービス」ではネットワーク費用が含まれているため、アクセスが急増した場合でも月額固定料金で利用できる。

石井 一志