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IIJ Europe、VMwareベースのクラウド環境を構築できる「VWシリーズ」の新プラン

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の100%子会社である英IIJ Europe Limitedは、欧州で提供しているクラウドサービス「IIJ GIO EUサービス」を拡充すると発表した。VMwareの仮想化基盤が利用できる「仮想化プラットフォーム VWシリーズ」の新たな課金モデルとして、初期導入時のシステムリソースの利用率に応じて従量課金する「VWシリーズ ユーティリティモデル」(以下、ユーティリティモデル)を追加する。

 IIJ GIO EUサービスは、IIJが日本国内で提供している「IIJ GIOサービス」で培ってきたクラウドの運用ノウハウを活用し、日本と同様の高品質なサーバー環境を提供するサービス。その中のVWシリーズでは、クラウド上でユーザー専用のVMware環境を提供しており、OSやアプリケーションを自由に設計・構築できるため、既存システムと組み合わせたプライベートクラウドの構築など、比較的規模の大きなシステム用途で利用されている。

 現行のサービスでは、仮想サーバーの台数に応じて月額利用料が課金されているが、今回提供するユーティリティモデルではシステムリソースを使用した分だけの従量課金で利用できるため、導入初期の小規模なシステムやテスト用途で利用しやすくなっているという。

 なお、導入から1年以内の利用においては、メモリやCPUの利用率に応じて795ポンドから利用できるとのことだ。