IIJ、米国内向けクラウドサービス「IIJ GIO US」のラインアップ拡充

　株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）と米IIJ Americaは5日、米国内で提供しているクラウドサービス「IIJ GIO USサービス」において、割り当てられたリソース内で自由に仮想サーバーを構築できる「Rシリーズ」を提供すると発表した。同日よりサービスを開始する。

　「Rシリーズ」は、サーバー環境に必要なリソースを、ユーザー企業自身が自由に割り当てて利用するサービス。、ユーザー企業が自ら、仮想サーバーやOSなどのサービスコンポーネントを設計・構築できるため、プライベートネットワークの追加やスナップショットの取得、仮想サーバーのテンプレートをあらかじめ作成できるなど、高い柔軟性を保ちながら、必要なシステム環境を容易にクラウド上で実現可能という。

　OSはWindowsやCentOSなどをサポート。CPU、メモリ、ディスクなどの容量は、必要な範囲で選択できる。

　なおIIJ Americaでは、2012年のIIJ GIO USサービス開始に先駆け、2009年より仮想サーバーを提供するホスティングサービス「Point Red」を開始してきた。今回、Rシリーズの提供にあわせて、Point RedをIIJ GIO USサービスに統合し、サービスメニューを刷新するとのこと。

　なお今回のブランド統合により、サービス設備が東海岸（ニューヨーク）と西海岸（ロサンゼルス、サンノゼ）に拡張され、社内サーバーとしての利用やディザスタリカバリなど、幅広いニーズに対応できるラインアップが用意されるとしている。