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ゾーホー、VMwareマッピング機能などが追加されたサーバー・ネットワーク統合監視ツールの新版

 ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は27日、サーバー/ネットワーク統合監視ツールの新版「ManageEngine OpManager 10.1」を発表した。仮想/物理の両サーバー環境を統合監視する機能が向上している。

 「OpManager」は、仮想/物理サーバー、ネットワーク機器、Syslog、イベントログの統合的な監視・運用を実現するソフト。カスタマイズ性の高いマップ機能とレポート機能を備えており、複雑なサーバー/ネットワーク環境やインターフェイスの構成と状態を可視化し、障害/性能管理機能は運用管理業務の負荷の軽減に役立つという。

 新版では、vSphere APIを使用し、vCenter Serverに登録された装置をマッピングできるようになった。これにより、VMwareの仮想化環境全体を可視化し、最もパフォーマンスの悪い仮想マシンをリアルタイムに識別できるという。また、vMotionの発動も検知可能だ。

 加えて、HP、Dell、Cisco、Juniperといったベンダー製品の温度、電圧、電力、ストレージ、メモリ、CPUの状態など、重要な装置の性能情報を監視し、異常時にアラームとして通知する機能を搭載。さらに、IPv6アドレスをサポートし、IPv6によるネットワーク機器とサーバーの監視に対応した。IPv6アドレスの範囲を指定するか、CSVファイルをインポートすることで装置を検出でき、検出後は装置テンプレートに基づいた項目により監視を行える。

 さらに、オプション機能である「3Dラックビュー」を利用して、仮想空間上へ仮想的なサーバーラックを設置し、仮想サーバーの構成を3D表示できるようになった。ゾーホーでは、可視化された3Dビューから監視を行うことにより、効率のよい監視作業を実現可能としている。

 価格は、監視対象のデバイス数に基づいて決定され、50デバイスでは、年間ライセンスが17万円(税別)から、通常ライセンスが40万8000円(税別)から。

3Dラックビュー表示の例

(石井 一志)