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IT機器監視ツール「OpManager」新版、障害時のルーチンを簡単に自動化

 ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は8日、サーバー・ネットワーク統合監視ツールの新版「ManageEngine OpManager(以下、OpManager) リリース10.2」の出荷を開始した。

 OpManagerは、仮想/物理サーバー、ネットワーク機器、Syslog、イベントログの統合的な監視を実現するソフトウェア製品。新版では、ITワークフロー機能、ダッシュボード機能、ルールエンジンを強化している。

 ITワークフローは、障害が発生した際に遂行する一連の決まった作業を自動化する機能。主にドラッグ&ドロップのみの簡単な設定で、運用監視の繰り返し作業を削減する。新版では、ネットワーク機器の設定変更管理に関連する操作を自動化できるようになった。

ITワークフロー作成画面

 ダッシュボードは、サーバーやネットワークのステータスを視覚化したウィジェットを自由に組み合わせて情報を一元化する機能。さまざまな情報を一画面で確認でき、平常時および障害発生時の迅速な状況把握を支援する。新版では、ビジネスビューに登録されている装置をツリー構造で表示する機能など、数種類のウィジェットを強化している。

ビジネスビューに登録されている装置をツリー構造で表示するウィジェット

 ルールエンジンは、ディスカバリ機能においてサーバーやネットワーク装置を検出後、自動的に監視項目を設定する機能。装置の種類やIPアドレスなど指定した条件に合致する装置を検出すると、サービス、URL、プロセス、スクリプトなどを監視項目として設定する。新版では、Webサイトの可用性を監視するURL監視項目をテンプレート化し、ルールエンジンに設定できるようになった。

監視テンプレート設定画面

 ライセンスは監視対象(デバイス)数に基づく。50装置から価格は、年間ライセンスが17万円(税別)/年、通常ライセンスが40万8000円(税別)。

川島 弘之