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ゾーホー、アプリ監視ツール「Application Manager」新版~NoSQL DBやAzureの監視に対応

 ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は6日、アプリケーション監視ツール「ManageEngine Application Manager(以下、Application Manager)」の新版「リリース 11.1」を発表した。評価や導入支援を含めた「ManageEngine アプリケーション監視ソリューション」として販売する。

 Applications Managerは、Webアプリケーション、アプリケーションサーバー、Webサーバー、データベース、クラウドサービスなど、ネットワークに接続されたさまざまなビジネスアプリケーションを統合監視するツール。

 新版では、NoSQLデータベースである「Apache Cassandra」「MongoDB」「Radis」の監視、クラウドプラットフォーム「Windows Azure」の監視、Microsoft .NETのトランザクション監視に対応した。また、同社が提供する、インターネット上に公開されたWebサイトの可用性をあらゆる地域から監視する「ManageEngine Site24×7(以下、Site24×7)」との連携機能も追加している。

 NoSQLデータベース対応として、Cassandraの監視では、各クラスタ内のあらゆるノードの詳細なパフォーマンス情報を提供し、ビッグデータにおける原因特定が困難な障害の解決に寄与する。MongoDBの監視については、ノード間の関係性を可視化し、各データベースのステータスを評価。また、RedisとRedisを利用したアプリーションの使用量を把握・最適化することも可能になった。

Cassandra パフォーマンス監視画面

 Windows Azure対応では、同プラットフォーム上で稼働するあらゆるクラウド基盤のアプリケーションを監視する。CPU使用量、メモリ使用量などを監視できるという。

Windows Azureの可用性監視

 .NETトランザクション監視では、.NET環境のトランザクションの遅延が発生しているポイントの特定に役立つ情報を提供。データベースコールを詳細に分析し、Webトランザクションのレスポンスタイムを可視化する。さらに、.NETコンポーネントのApdex評価機能では、アプリケーションのパフォーマンスをエンドユーザーの満足度として評価し、マネージャ層のステータス把握と迅速な判断を支援するという。

APM Insight トランザクション監視画面

 クラウド型Webサイト監視ツールのSite24×7連携では、企業内ネットワークからだけでなく、Site24×7が提供する監視拠点群からインターネット経由で公開Webサイトにアクセスしたときのパフォーマンスを一元的に監視。Site24×7が生成するアラームをApplication Managerに集約できるようになっている。

Site24x7 監視画面

(川島 弘之)