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イージェネラ、富士通向けの「PAN Manager 7.5」を発売~288台までのブレードを一元管理可能

 イージェネラ株式会社は7日、富士通のブレードサーバー「BX900」上で稼働するブレードサーバー向けのリソース管理ツール「PAN Manager Software 7.5」を、同日より日本国内で販売開始すると発表した。

 PAN Manager Softwareは、物理/仮想の両サーバー環境に対し、迅速なプロビジョニング、可用性、災害復旧機能を提供するソフト。サーバーリソースを仮想化してリソースプールを構成することで、各業務に対して必要な時に必要なリソースを割り当てられるようにしている。

 当初、PAN Managerはイージェネラのハードウェア向けに提供されていたものの、他社のハードウェアに対しても提供を開始しており、最大256台のブレードを1つのPAN Managerで管理可能にしていた。

 富士通のBX900向けにも、すでにPAN Manager 6を提供していたが、各社のI/O仮想化機構を利用し、ハードウェアの機能を最大限に利用できる「PAN Manager 7」のアーキテクチャに基づいた最新版が、今回新たに提供される。

 BX900では、1筐体あたり18台のブレードサーバーが搭載可能なため、16筐体までをあたかも1筐体であるかのように扱えるPAN Manager 7.5を利用すると、最大288台のブレードを1つのPAN Managerから管理でき、N+1の高可用性も提供されるとのこと。

 なおイージェネラは、2013年6月末に、HP、NEC、IBM、富士通の4社混在環境内のブレードをPAN Managerで一元管理できる最新版のPAN Manager Softwareをリリースする予定だ。

(石井 一志)