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イージェネラ、異機種混在環境に対応したサーバー管理ソフト「PAN Manager」新版

 イージェネラ株式会社は17日、サーバー管理ソフト「PAN Manager Software」(以下、PAN Manager)の新版「同 7.5.12」を同日より販売開始すると発表した。

 「PAN Manager」は、さまざまなベンダーが提供する物理/仮想の両サーバー環境に対し、迅速なプロビジョニング、可用性、災害復旧などの機能を提供する、サーバーリソース管理ツール。リソースを仮想化してリソースプールを構成した上で、各業務に対して、必要な時に必要なリソースを割り当てられるようにしている。

 当初は自社ハードウェア「BladeFrame」向けに提供されていたが、現在はデル、富士通、HP、NEC、IBMといったサーバーベンダーのブレードサーバーにも対応。新版のPAN Manager 7.5.12では、各社のI/O仮想化機構を利用してハードウェアの機能を最大限に利用できるPAN Manager 7のアーキテクチャに基づき、HP、IBM、NEC、富士通といったベンダーのブレードサーバーを統合的に管理可能になっている。

 最大16筐体までをあたかも1つの筐体のように扱え、異機種間で最大288台のブレードを1つのPAN Managerから管理可能。N+1(最大287+1)の高可用性(HA)機能も提供されるため、システムの複雑さ、リスク、コストを削減し、PAN Managerが搭載するHAや災害対策(DR)機能により、システムの信頼性と堅牢性を保ったまま、データセンターの運用を簡素化できるとのこと。

 なお今後は、ドライバ管理、VLANマッピングといった異機種間のHA/DRの簡素化や、PAN Toolsの自動更新、サーバー、ストレージ、ネットワークの統合管理などで、機能強化を図っていく方針。さらに、ブレードサーバーだけでなくラック型サーバーもサポートしていく予定だ。

石井 一志