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イージェネラ、IBMの次世代ブレードサーバー「IBM Flex System」向けにPAN Managerを提供

 イージェネラ株式会社は16日、IBMのブレードサーバー「IBM Flex System」向けに、自社のサーバー管理ソフト「PAN Manager Software」(以下、PAN Manager)を提供すると発表した。同日より「PAN Manager 7.5 for IBM Flex System」の製品名で、国内での販売を開始している。

 PAN Managerは、物理/仮想の両サーバー環境に対し、迅速なプロビジョニング、可用性、災害復旧機能などを提供するサーバーリソース管理ツール。サーバーリソースを仮想化してリソースプールを構成し、各業務に対して、必要な時に必要なリソースを割り当てられるようにしている。

 もともとは自社のハードウェアのみに対応していたが、2008年よりパートナー各社のハードウェアに対しても提供を開始しており、すでに、Dell、富士通、HP、NEC、IBMといったベンダーのブレードサーバーに対応。IBM向けに提供されてきた「PAN Manager 7.3 for IBM BladeCenter H」に加えて、今回はIBMの次世代ブレードサーバーであるIBM Flex Systemに対応している。

 IBM Flex Systemでは、1筐体あたり14台のブレードを搭載可能。PAN Manager 7.5は、16筐体までをまとめ、あたかも1つの筐体であるかのように扱えるので、最大224台のブレードを1つのPAN Managerで管理できる。

 なお今後は、2013年9月をめどに、HP、IBM、NEC、富士通のハードウェア混在環境内のブレードをPAN Managerで一元管理できるよう、機能強化を進めていくとしている。

石井 一志