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ネットワールドとアセンテックが資本・業務提携、VDI関連ビジネスの強化を図る

 株式会社ネットワールドとアセンテック株式会社は5日、資本・業務提携を行うと発表した。資本提携については、アセンテックが実施した第三者割当増資をネットワールドが引き受け、ネットワールドがアセンテック株式の一部を保有する形。これに伴い、両社ではVDI(仮想デスクトップ)関連事業を共同で推進するという。

 今回の協業では、Citrix、VMware、MicrosoftといったVDIソフトはもちろん、統合基盤や、両社が保有するさまざまなVDI周辺ソリューションが対象となる。例えば、ネットワールドの複合システム検証センター「GARAGE」、アセンテックのVDIに特化したショールーム「VDIイノベーションセンター」を相互活用し、共同検証や共同デモンストレーションを実施するとのこと。検証作業では、VDIソフトや周辺ソリューションの新バージョンがリリースされた場合や、統合基盤に関する新技術のリリース時、新規商材の検討時などに共同検証を両社の技術者が実施し、ノウハウの共有を図るという。

 また、VDIの有効な周辺ソリューションであるLogin VSIのVDIベンチマークツール、Liquidware Labsのアセスメントや監視、プロファイル管理ツール、Atlantis ComputingのVDIブースターといった商材を活用し、トラブルの事前回避や運用の最適化、高パフォーマンスなどを目指すVDI関連の上流コンサルティングも強化する。

 さらには、Windows XPからの移行を検討する顧客へ向けて、アプリケーション移行診断やアプリケーションの仮想化、プロファイル管理や移行などを実現する各種ソリューションを利用した移行ソリューションやコンサルティングサービスを提供。「FlexPod」「VSPEX」「Vblock」といった統合基盤を利用し、VDIの検証済みの構成も用意するとした。

(石井 一志)