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TSUTAYAなどを運営するCCC、新しいOffice 365を採用~社内SNS機能が導入の決め手

 日本マイクロソフト株式会社は27日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)が、情報基盤を強化する目的でOffice 365の採用を決定したと発表した。同日に発表された新Office 365のSNS機能を用いて、同社の企画力をさらに強化するための情報基盤として導入が進められる。なお、2013年度上半期をめどに、約2200名の社員に向けて全社展開されるとのこと。

 「TSUTAYA」をはじめとするエンターテインメント事業や、「Tカード」を中心としたアライアンスコンサルティング事業を展開し、ライフスタイルを提案する企画会社として事業を行っているCCCでは、社員の企画力を支えるための情報インフラ導入を検討してきた。

 その中で、導入、カスタマイズ、運用管理のリソースやコスト低減といった観点からクラウドサービスの利用を検討した同社では、企業ユースに適したSNS機能を標準装備していることを大きな理由として、新しいOffice 365を選択したという。

 従来のOffice 365では、Lync OnlineやOutlookにソーシャル機能が一部備わっていたものの、FacebookのようなSNS機能は搭載していなかった。しかし新しいOffice 365は、SharePoint Onlineのユーザーごとに「ニュースフィード」というページが新設され、自分のタイムラインの中に、フォローをしたユーザーやドキュメント、話題のタグなどの更新情報を時系列で表示可能になっている。また、情報にコメントをつけたり、「いいね」と評価をしたり、ファイルや画像などを資料として張り付けたりすることもできる。

 さらに選定にあたっては、社内のMicrosoft Office製品との親和性が高いこと、エンタープライズ検索機能であるMicrosoft FAST Search Server機能が標準で使えること、ポータルサイトに各種Webパーツを埋め込んで機能拡張が可能なことなども、選定にあたって評価された点だとしている。

(石井 一志)