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ヤンマー情報、1日1万3000枚の伝票を出力する倉庫システムに「SVF」を採用

 ウイングアーク株式会社は26日、ヤンマー情報システムサービス(以下、ヤンマー情報)が1日最大1万3000枚の伝票を出力する倉庫システムに「SVF」が採用されたと発表した。

 ヤンマー情報は、倉庫内で管理する部品の入出庫業務を円滑にする倉庫システムを、UNIXサーバーを基盤とするクライアントサーバー(C/S)システムで構築していたが、UNIXサーバーの保守期間の終了に伴い、新たなプラットフォームとしてIBM iへの移行を決定。IBM iへのバージョンアップに併せて帳票システムを検討した結果、IBM iでの運用実績のあるSVFの採用を決めた。

 倉庫システムの帳票システムは、2012年9月からの帳票単体の出力テスト、アプリケーションからの出力テストを経て、2013年2月に本番稼働。1日あたり最大1万3000枚の伝票が出力されているという。SVFがサーバー側で帳票モジュールを一元管理できるため、帳票に変更があった場合でも、サーバー側のモジュールを更新するだけで新しい帳票を使用できるようになり、作業負荷の削減にも貢献している。

 移行にあたっては、C/Sシステムで出力されていた帳票をSVFの帳票にマイグレーションする作業を効率化するため、ウイングアークが提供する「フォームマイグレーションサービス」を活用し、約2人月と見積もっていた約30種類の帳票マイグレーションを1人月で実現したとのこと。

(川島 弘之)