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TIS、日立ソリューションズの就業管理システム「リシテア」をSaaSで提供

 TIS株式会社は20日、クラウド型の就業管理システム「SaaS型勤怠工数管理サービス for リシテア」を、4月1日より提供開始すると発表した。900社への導入実績がある日立ソリューションズの「リシテア」をSaaSで提供するもので、両社では、従業員数500名以上の中堅・大企業を中心に販売を進めるという。

 「SaaS型勤怠工数管理サービス for リシテア」は、日立ソリューションズのリシテアをベースに、初期導入の短期化や業務効率化を支援するTIS独自のテンプレートを組み合わせ、SaaSとして提供するサービス。多様な雇用形態や複雑な勤務形態といった各社の要件に対して、社員分類項目・勤務区分など4000を超えるパラメータ設定により、カスタマイズを行うことなくパラメータ設定のみで柔軟に対応できるという。

 また、TISが提供するテンプレートやクラウドならではの容易なリソース調達により、システムの迅速な立ち上げに対応。日々の運用業務では、「時間外分析」や「36協定実績管理」「証跡管理」などの分析用標準設定を持つ業務テンプレートを活用して、管理業務の効率化を図れるとのこと。

 さらに、データ作成支援、他システムとの連携、マニュアル作成などのオプションサービスを用意しているので、勤怠管理システムの導入支援から保守・サポートまでを、TISがワンストップで支援可能とした。

 なお、バックアップ管理などのインフラ運用だけでなく、法改正やセキュリティリスクへの対応などについてもTISが対応ため、ユーザーはコア業務に集中できる点もメリット。料金はユーザー人数に対応した月額課金制を採用しており、従業員数の増減に応じたランニングコストの最適化も図れる。

 具体的な価格は、初期導入支援サービスが250万円から、ユーザー数1000名の場合、1ユーザーあたり月額380円。オプションサービスは個別見積もり。最短3カ月での導入が可能としている。

(石井 一志)