ニュース

日立ソリューションズ、中央ろうきんに人財戦略ソリューション「リシテア Career」を導入

 株式会社日立ソリューションズは12日、中央労働金庫(以下、中央ろうきん)が、日立ソリューションズの人財戦略ソリューション「リシテア Career」を導入し、2012年4月より稼働開始していると発表した。この新システムは、中央ろうきんの約2600名の職員に利用されている。

 中央ろうきんでは、職員の人事評価や目標管理を紙ベースの帳票で管理していたため、各営業店の管理職員や総務人事担当者の人事評価作業が煩雑化しており、目標設定の入力から回収、集計までの人事評価作業を効率化するシステムの導入を検討。そうした中で日立ソリューションズは、職員の人事評価および目標管理データの一元管理が可能な「リシテア Career」を提案し、それが採用された。

 導入にあたっては、年度途中で行われる職員の定期異動といった例外の人事評価処理や、従来の評価管理項目を人事評価管理システムに反映するなどのカスタマイズを行い、従来の業務プロセスを変えずに人事評価システムを導入できたという。職員の利便性が向上したという。一方で、「リシテア Career」が持つ豊富な標準機能を生かして、カスタマイズは少なく抑えられたとのこと。

 具体的なメリットとしては、評価管理帳票のシステム化により、総務人事担当者の帳票集計作業の負荷を削減したことや、人事評価データと職員データを一元管理し、人財情報の有効活用を実現したことなどを挙げている。

 なお中央ろうきんと日立ソリューションズは、約800名の臨時職員に対する目標管理のシステム化を進めており、こちらは2013年度に稼働を開始する予定だ。

(石井 一志)