ニュース

リクルートHD、就業管理システムを日立Solの「リシテア Job」で刷新

 株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は18日、株式会社リクルートホールディングス(以下、リクルートHD)の就業管理システムを「リシテア Job」最新版に刷新、2012年10月より稼働を開始したと発表した。「リシテア Job」を含む人事システム全体の再構築により、勤怠明細データの出力時間を約3時間から約5分に短縮するなど業務効率を向上したという。同システムはリクルートHDのグループ会社9社に所属する約8000名の社員が利用している。

 日立Solは、2000年から株式会社リクルート(現リクルートHD)に「リシテア Job」を導入し、企業の成長に応じて多くの機能拡張を行ってきた。導入から10年以上が経ち、また持ち株会社体制への移行を視野に入れ、株式会社リクルートは社員の業務効率向上と低コスト化できるシステムを実現するため、人事給与システムの刷新と併せて就業管理システムの見直しを検討していた。

 このような背景の下、日立Solは、リクルートHDが利用していた就業管理システムの利便性を維持するため、既存機能と新機能を比較して徹底的にフィット&ギャップを実施。その結果、必要な機能は最新版に標準搭載されていると分かり、カスタマイズが最小限で済むため、短納期、低コストで最新版に刷新できると判断。「リシテア Job」と人事給与システムを連携するためのカスタマイズなども行い、一元化した人事システムを実現した。

 最新版に刷新後、データ出力時間を約3時間から約5分に短縮され業務効率を向上したほか、ユーザーインターフェイスが改善。これまで社員はログインしてから職位や雇用形態に応じたメニューを選択後、それぞれの就業情報管理画面に遷移していたが、社員情報マスタを基に各社員の管理画面に自動的に遷移するため、利便性が向上したとしている。

(川島 弘之)