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ミラクル・リナックス、OSS監視ソフト「Zabbix」関連ビジネスを「MIRACLE ZBX」ブランドに統一

 ミラクル・リナックス株式会社は17日、オープンソースの統合監視ソフト「Zabbix」に関連したエンタープライズ向け製品・サービスを、「MIRACLE ZBXシリーズ」として展開すると発表した。

 ミラクル・リナックスでは、コミュニティ版Zabbixをベースに、顧客の要望に添った機能を追加し、独自のパッケージとして提供しているほか、アプライアンスサーバーの製品化、HPサーバー、VMware、Oracle Databaseなどを対象とした監視テンプレート強化、Zabbix設定のバックアップなど各種オプション製品の開発、各クラスタ製品との連携パッケージ提供などを行ってきた。

 今後はこうした活動を「MIRACLE ZBX」としてシリーズ化し、単体ソフトのサポートのみならず、Zabbixを利用する上で必要となる環境をトータルに提供していくという。またOSディストリビューションで培ったISV/IHVとのアライアンスを強みに、連携ソリューションを提供できるパートナーの開拓や、他社のサーバー、ネットワーク機器に対応したテンプレートの開発を促進し、監視対象のハードウェアの拡充を図るとのこと。

 加えて、Zabbixコミュニティと連携し、Zabbixに関する技術情報の共有と、日本の市場に合ったZabbixへの機能追加なども行っていくとしている。

 なお今回の「MIRACLE ZBXシリーズ」化を受けて、製品・サービスの名称を順次切り替えていく予定。例えば、「MIRACLE Zabbixサポート ライト」は「MIRACLE ZBX サポートライト」へ、アプライアンスの「統合監視サーバZBX8000a」は「統合監視サーバMIRACLE ZBX8000a」へ、「ZABBIX VMware ESX・ESXi監視テンプレート」は「MIRACLE ZBX VMware ESX・ESXi監視テンプレート」へそれぞれ改められる。