CTC、IaaS型サービス「TechnoCUVICシリーズ」を機能強化

DBライセンス月額提供や負荷分散オプションなど追加


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は4日、IaaS型クラウドサービス「TechnoCUVICシリーズ」の機能強化を発表した。

 具体的には、新たに「Oracle Database」「Oracle WebLogic Server」「Microsoft SQL Server」のライセンスサービスを開始。これらソフト製品のライセンスを月額課金で提供するもので、例えば、1vCPU/2GBメモリ/50GB HDDのTechnoCUVICリソース上で、データベースシステムを構築した場合、月額4万3000円からとなる。

 また、F5製品による仮想ロードバランササービス、NetApp製品による複数世代バックアップサービスのオプションを追加する。

 前者は、ネットワーク負荷分散機能を提供する仮想アプライアンス「BIG-IP LTM Virtual Edition」を活用。ユーザーは専有型で負荷分散機能を利用できて、価格は月額22万4000円から。

 後者は、NetAppストレージのスナップショット機能を利用するサービス。クラウド上で最大7世代に及ぶバックアップ世代管理を実現し、ユーザーはファイル単位の自由なリストアが可能となる。最小構成では10GBのNFSストレージに複数世代バックアップ機能を付けて、月額6500円から。

 CTCは、既存ユーザーに対し今回のオプションサービスを販売していくとともに、BCPシステムの構築や所有型のシステムからクラウドへの移行を検討する企業に向けて、TechnoCUVICシリーズを提案。シリーズ全体で今後3年間に15億円の売り上げを目指す。

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