ニュース

CTC、プライベートクラウドを容易に構築できる「TechnoCUVIC VP」

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は30日、IaaS型クラウドサービス「TechnoCUVIC」新メニューに、ユーザーが仮想サーバーを自由に増減できるプライベートクラウドサービス「TechnoCUVIC Virtual Platform(VP)」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 TechnoCUVIC VPは、CTCのデータセンター内にユーザー専用のVMware環境を提供し、ユーザー自身が仮想サーバーを自由に設計・構築できるようにするプライベートクラウドサービス。機器の調達や設計、構築作業を省きながら、最短5営業日でプライベートクラウドがサービスとして利用できるようになるという。

 また、CTCが持つ仮想環境の構築・運用ノウハウを有効活用できる点も特徴。仮想化基盤の監視(vSphere HA)、障害時の切り分け、復旧までをサービスとして提供するとした。さらに今後は、BCP/DR対策で有効なデータセンター間の連携を含め、ユーザーのオンプレミス環境とTechnoCUVIC VPとを連携する機能を追加する計画とのこと。

 価格は、16コア、192GBメモリのサーバーリソースの場合、月額19万4000円から。

 CTCでは、大規模なプライベートクラウドの導入やサーバー統合を計画している企業を中心に営業展開する考えで、このサービスを含めたサービス型のクラウドで2014年度に110億円の売上高を目指す。

石井 一志