ブランドダイアログとアプレッソが提携、SaaSアプリ「Knowledge Suite」向けのデータ連携アダプタを提供へ


 ブランドダイアログ株式会社と株式会社アプレッソは2日、SaaS型システムデータ連携ソリューションにおいて、戦略的業務提携を締結したと発表した。この提携に伴いブランドダイアログとアプレッソは、ブランドダイアログのSaaS型業務アプリケーション「Knowledge Suite」と企業の基幹システムとを連携させる「GRIDY Ashura(アシュラ) Powered by DataSpider」(以下、GRIDY Ashura)を共同開発する。提供開始は2012年夏の予定。

 「GRIDY Ashura」は、Knowledge Suiteにラインアップされている各SaaS型アプリケーションと、企業の人事システム、販売システム、ERPといった基幹システムとのデータ連携を実現するミドルウェア。連携はノンコーディングで行えるほか、高効率・高速実行を特徴とし、短期間かつ低コストでのデータ連携を行えるという。

 さらに、ファイル、各種データベース、Lotus Notes/Domino、LDAP/Active Directory、BIツールといった多種多様なデータソースに対し、アダプタを用いて簡単にデータ連携を実現するとした。

 これを利用すると、例えばKnowledge Suiteの導入時に、既存の基幹システムに手を加えることなくデータ連携アダプタを選び、マスタ情報の受け渡しを容易に行ったり、各アプリケーションからのデータ連携・移行を実施したりできるとのこと。また、Knowledge Suiteの受注レコードから社内システムの商品マスタを参照する、Knowledge Suiteの受注レコードをスケジュールを指定して社内システムに渡す、といった運用も可能になるとしている。

 なお、GRIDY Ashuraはクラウドサービスとして提供されるので、ユーザー企業は月額料金でシステム連携を行えるとのこと。ラインアップにはパブリッククラウド版、プライベートクラウド版が用意され、パブリッククラウド版は月額基本料金が2万5000円(税別)、アダプタ利用料が月額2万円(税別)から。このほか初期費用として、初期環境設定費用が30万円(税別)から、接続スクリプト開発料金が個別見積もりとなっている。


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