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ブランドダイアログ、スターティアおよびジェイズと業務資本提携

 ブランドダイアログ株式会社は2月15日、スターティア株式会社、ジェイズ・コミュニケーション株式会社とクラウド市場拡大に向けた戦略的業務資本提携を締結するとともに、両社を割当先とする総額1億9920万円の第三者割当増資を実施すると発表した。

 ブラウドダイアログではクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」を展開、KDDIをはじめとするOEMパートナー、セールスパートナーとともに営業体制構築に注力した結果、現在2000社(2013年2月15日現在)が利用している。導入企業は、現在も中小企業を中心に月間100社以上のペースで増加しているという。

 こうした業務の急拡大に伴い、顧客への販売体制と営業網の強化が急務になっていたという。

 スターティア、およびスターティアグループは、中堅・中小企業を対象に電子ブックを始めとしたWebアプリケーションと、クラウドを中心としたITインフラの提供を行っている。2012年12月に独自サービスとして、「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」の技術をベースにしたOEM製品「Digit@link Knowledge Suite(デジタリンク ナレッジスイート)」の提供を開始するなど、ブランドダイアログとは提携関係があった。

 スターティアは今春の上海進出を皮切りにアジアへの展開を予定しているが、今回の資本提携により、スターティアがアジア諸国を販売地域とする独占的な販売パートナーとなるほか、法人向けクラウドストレージ「セキュアSAMBA」および電子ブック作成ソフト「Digit@link ActiBook(デジタリンク アクティブック)」など、スターティアグループが提供するサービスとの連携強化を図り、より一層の拡販を行うとしている。

 また、ジェイズ・コミュニケーションは、Juniper Networks、Ruckus Wireless、Trustwave 製品などのディストリビューション事業、インテグレーション事業、サービス事業(保守・運用サービスビジネス、エンジニアリソースビジネス)など、ネットワークセキュリティソリューションを提供しているが、ブランドダイアログとは「Knowledge Suite」のセールスパートナー契約の締結を行い、やはり提携関係にあった。

 今回の資本提携により、主に中堅企業に対する「Knowledge Suite」の拡販を目的とした販売網の拡大、およびジェイズ・コミュニケーションが提供するセキュリティソリューションなどとの販売連携を図る。

 「Knowledge Suite」は、グループウェア、営業支援SFA/顧客管理CRMがオールインワンになったクラウド型統合ビジネスアプリケーション。初期費用無料、ユーザー数無制限で利用できる。

(工藤 ひろえ)