ソフォス、クラウド向け暗号化機能が追加されたデータ暗号化ツールの新版

　ソフォス株式会社は28日、データ暗号化ソフトの新版「SafeGuard Enterprise 6.0」を発表した。新版では、クラウド上のデータ暗号化機能などが追加されているという。出荷は4月1日より開始される。

　「SafeGuard Enterprise」は、デスクトップ/ノートPCやリムーバブルメディア上などのデータを暗号化するソフト。新版では新たに、クラウドデータの暗号化機能を提供し、パブリック、プライベート、ハイブリッドのクラウド環境で重要なデータを保護できるようにした。

　具体的には、管理対象のエンドポイントからクラウドにアップロードされたファイルを自動暗号化する「SafeGuard Enterprise Encryption for Cloud Storage」が提供される。エンドユーザーはパスワードを設定するだけで作業を完結でき、どこからでも安全にファイルへアクセスできるようになるため、セキュリティを保ったままでスムーズな共同作業を実現できるとのこと。

　また、アクセス権限（暗号化鍵）を集中管理し、適切なユーザーやグループに対してのみファイルの閲覧を許可する「SafeGuard Enterprise Encryption for File Share」を提供。社内ネットワーク上のすべてのファイルにアクセスできるIT管理者であっても、ファイルの中の情報を閲覧できないので、重要なデータ管理をより厳密に運用可能にするとした。さらに、ファイルが別のドライブ、別のネットワーク共有、あるいはデバイスにコピーされたり移動されたりした場合でも、すべてのファイルは暗号化された状態に保たれる。