アシスト、ITサービス管理ソリューション「ENISHI」を強化

インフラ構成管理とモニタリング最適化の両ソリューションを提供


 株式会社アシストは18日、ITサービス管理(ITSM)実践ソリューション「ENISHI」のラインアップに、「インフラ構成管理ソリューション」「モニタリング最適化ソリューション」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 ITSM実践ソリューション「ENISHI」は、ITSMの迅速な改善と、そのPDCAサイクルの継続した定着を支援するソリューション。アシスト独自のIT運用フレームワーク「ENISHIフレームワーク」を採用しており、その各ステップで定義したITSMの実現に必要な要素をすべて包含しているとのことで、ソフトウェア製品、支援サービス、複数製品を最適に連携させるためのサービスキットから構成される。

 新ソリューションのうち「インフラ構成管理ソリューション」は、構成管理の改善に取り組む時のさまざまな課題を解決し、インフラ構成管理を段階的に強化していくためのソリューション。構成管理に必要な情報を、適切なタイミング・頻度で「貯め」、ほかのプロセスで必要な時に利用可能なように「つなぎ」、すべてのオペレーションの基本情報として構成管理情報を「活用」できるようにするという。また、アシストが用意した構成管理情報連携キット「CIコネクタ」を提供し、構成管理の課題の1つである自動化に対応する。

 一方の「モニタリング最適化ソリューション」は、システム特性にあわせたモニタリング環境を導入・強化・改善するソリューションで、システム要件や重要度、サービスレベルなどを整理し、最適化を行うという。

 例えば、ユーザーがITを使える状態なのか把握する必要があれば「サービス障害検知の強化」を、サービスレベルの改善のために客観的な数字で評価したいと考えているのであれば「サービスレベル管理の強化」を、アシストの取り扱い製品やサービスの中から選択して、支援サービスとあわせて提供する。

 なおアシストでは、すでに提供している「イベント管理強化ソリューション」「インシデント管理強化ソリューション」とあわせた「ENISHI」の全容を、11月22日に東京・明治記念館で開催するプライベートイベント「ITeaカンファレンス2011」で公開するとのことだ。

関連情報