アシスト、インシデント対応の効率化などを支援するソリューション

　株式会社アシストは27日、ITサービス管理（ITSM）実践ソリューション「ENISHI」の第2弾として、「インシデント管理強化ソリューション」を発表した。また、この構成サービスである運用管理レポートキット「千里眼 インシデント管理 for Service Manager」を発売する。

　「インシデント管理強化ソリューション」は、アシストが取り扱う「HP Service Manager software」と、環境構築支援、運用設計支援、インシデント管理クイックスタートサービスなどの各種支援サービスを組み合わせたソリューション。モニタリング管理やイベント管理などのIT基盤は整備しているものの、障害（＝インシデント）対応の効率化や障害件数の削減が図れない企業を対象にするという。

　アシストではすでに、HP Service ManagerとJP1の「統合管理/監視基盤」とをつなぐインシデント情報連携キット「インシデントコネクタ」や、HP Service ManagerとJP1の「資産・配布管理」とをつなぐ構成管理情報連携キット「CIコネクタ」をすでに提供し、障害対応状況を蓄積してのナレッジ化、インシデント管理プロセスの標準化などを支援してきた。

　今回はさらにこの取り組みを拡張し、新たに提供する「千里眼 インシデント管理 for Service Manager」により、運用情報の統合から蓄積、情報の見える化を支援。「インシデント管理強化ソリューション」に必要な情報活用がトータルに実現するとのことだ。

　なお「千里眼 インシデント管理for Service Manager」は、HP Service Managerと、クリックテックのインメモリBIツール「QlikView」を連携させたレポートキット。HP Service ManagerのCMDBに蓄積された各種運用情報を、数値やグラフでわかりやすくレポートするために、QlikViewを利用して共通テンプレートや支援サービスとともにパッケージ化されている。