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NTT Com、クラウド型ゲートウェイセキュリティサービスを提供開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は6日、中堅・中小企業向けのクラウド型セキュリティサービスとして、「Arcstar Universal One インターネット接続 セキュリティオプション(IWSaaSタイプ)」の提供を開始した。

 同サービスは、NTT Comの企業向けVPNサービス「Arcstar Universal One」と、トレンドマイクロの「IWSaaS(InterScan Web Security as a Service)」を活用。ネットワークゲートウェイによるアクセス制限などのセキュリティ対策を、VPN接続を介したクラウドサービスとして提供する。

 ユーザーは、クラウド基盤上にあるセキュリティサーバーを経由して外部のウェブサイトにアクセスする形となる。サーバー側では、不正なウェブサイトへのアクセス制限や、不正プログラムのダウンロード防止、ウイルス・スパイウェア対策、ボット通信検知などの機能を提供。標的型攻撃や不正アクセスなどのセキュリティリスクを低減する。

サービス利用イメージ

 サービスの導入にあたり、顧客拠点内の各PCへの新たなソフトウェアインストールは不要で、導入後のウイルスパターンファイルの最新化作業も不要となるため、セキュリティ対策の迅速な導入や、導入後の運用負担の軽減が可能。さらに、現在提供中の「インターネット接続機能 セキュリティオプション VBBSタイプ(ウイルスバスター ビジネスセキュリティ)」を組み合わせることで、エンドポイントからインターネットアクセスまでトータルなセキュリティ対策強化が可能となる。

 価格(税込)は、インターネット接続料金が、拠点型の場合は1拠点につき月額3240円、GW型の場合は1VPNにつき月額5万4000円、GW型(帯域確保タイプ)の場合は1VPN(1M確保から)で月額3万2400円から。セキュリティオプション利用料金が、IWSaaSタイプは10IDからで月額4320円から、VBSSタイプは50IDからで月額1万3500円から。工事料金が1工事あたり5400円。

三柳 英樹