ニュース

NTT Com、「Arcstar Universal One」のL3サービスメニューに10Gbps回線を追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は1日、グローバル対応のVPNサービス「Arcstar Universal One」において、高速なイーサアクセスメニュー「L3(レイヤー3) ギャランティアクセスイーサタイプ10ギガビット品目」を提供開始すると発表した。同社によれば、L3サービスでの10Gbpsメニューの提供は国内初という。

 Arcstar Universal Oneは、世界196カ国/地域で提供されているクラウド対応ネットワークサービス。従来、L3サービスは1Gbpsを上限とする帯域メニューだったが、今回は10Gbpsのメニューがラインアップされる。

 これにより、L3サービスを利用する場合でも高速かつ大容量の通信が可能になるため、L3サービスでネットワークを構築したまま、広帯域が必要なアプリケーションを利用できるほか、企業合併や拠点統合の際に、物理回線は1本のままでA通信グループ、B通信グループとして複数の論理回線(VLAN)を利用する、といった使い方にも対応する。

 また帯域品目は、10Gbpsのほかに、2/3/5/7Gbpsの4種類が提供されるので、ネットワークの通信量に応じた最適な速度を、柔軟に選択可能とのこと。

 さらに、サービスのアクセス回線については、拠点間で接続が可能な「NTT Com光アクセス」と「ハウジング接続」の2つのタイプを提供する。「ハウジング接続」方式を利用することにより、顧客の拠点とNTT Comデータセンターへのセキュアで安定した接続を行えるとした。

 提供エリアは、関東が茨城、栃木、群馬、東京、千葉、埼玉、神奈川の各都県、関西が滋賀、和歌山、奈良、大阪、京都、兵庫の各府県で、順次、全国へ拡大する予定だ。

石井 一志