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トラスト・テクノロジー、ウェアラブル端末の法人向けシステム開発サービス

 株式会社トラスト・テクノロジーは30日、「Google Glass」などのウェアラブル端末を用いた法人向けシステム開発サービスを開始した。

 HMD(ヘッドマウントディスプレイ)/スマートグラスなどのウェアラブル端末を活用することで、工場やサービス業などさまざまな作業現場での業務効率を改善するシステムをオーダーメイドで開発する。組み込み機器、画像認識、音声認識などのシステム開発ノウハウを生かし、企画段階からサポートし、技術的なコンサルティングやアプリケーション開発まで一貫した開発体制で支援する。

 主な対象業種としては、医療・製造・物流・プラント・サービスなどを想定。作業者が軽量コンパクトなHMDを装着し、ジェスチャーや音声認識で指示することでハンズフリーで従来の作業を行いながら、同時にマニュアル参照やビデオ通話、ARアプリケーションなどを活用できるようにする。

 具体的なサービス内容は、企画および業務分析、技術コンサル、UIデザイン、画像認識・音声認識システムの開発、HMD/スマートグラス向け業務支援アプリケーションの開発、導入支援およびトレーニングで、価格は250万円から。

 各種デバイスについて当初は「Vuzix M100」「Brother AiRScouter」「Epson BT-200」を対象とする。Google Glassは現時点では評価や導入試験に限るとのことだが、国内発売され次第、正式対応する。「ReconJet」やそのほかの未発売デバイスについても対応していく予定。

川島 弘之