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富士ソフト、ダウングレードしてWindows XPを利用中のPCに向けた移行支援サービス

 富士ソフト株式会社は17日、サポート期間が終了するWindows XPからWindows 7/8への移行を支援するソリューション「らくらくアップグレード for Windows」を発表した。7月22日より提供開始する。

 Windows XPは、2014年4月9日に日本マイクロソフトによる延長サポートフェーズが終了し、Windows XPに新しい脆弱性が発見されたとしても、以降は修正パッチが提供されなくなる。サポート終了後も継続して使い続けると、セキュリティやコンプライアンスの観点からみて大きな危険性があるため、富士ソフトでは、日本マイクロソフトと協力し、「Windows 8 マイグレーションサービス」を顧客へ提供してきた。

 しかし、Windows XPのサポート期間終了まで残り9カ月と迫り、これまでのように時間とコストをかけて移行を進めるのが難しくなったため、移行支援強化期間への取り組みのひとつとして、「らくらくアップグレード for Windows」を提供するという。

 このサービスは、Windows 7またはWindows 8からWindows XPへOSをダウングレードしているPCを対象としたアップグレードサービス。ユーザー環境の調査後、移行環境に合わせたDVDをPCに挿入し再起動するだけ移行を行えるので、各種移行作業を手作業で実施してた従来のサービスと比べて省力化を実現しており、最短30分で作業が完了する。また、OSやユーザーデータの移行、各種設定も同時に行うため、移行後すぐに利用できるとのこと。

 参考価格は、PC500台を移行する場合、1台あたり4000円。富士ソフトでは、2015年3月までに60万台での利用を目標としている。

石井 一志