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バラクーダ、WAFアプライアンスを機能強化~ボットネットへの対応を拡充

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(バラクーダ)は23日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)アプライアンス向けOSの新版「Barracuda Web Application Firewall 7.8」を発表した。

 Barracuda Web Application Firewallでは、ネットワーク/アプリケーションレイヤを保護するWAFアプライアンスで、DDoSプロテクション機能も搭載。地理的地域、IPアドレス、クライアントタイプに基づいてトラフィックをコントロールでき、管理者は悪意のあるリクエストを抑制または防御できる。

 今回の新版は、この製品が搭載するOSの新版で、さらに悪質化するDDoS攻撃からアプリケーションを保護するために、さまざまな機能を搭載した。

 具体的には、まず、IPレピュテーションによる高度なボットネット識別機能を搭載。IPレピュテーションでは、感染したPC、ゾンビ、ボットネットを広範なカテゴリに分類しており、Barracuda Web Application Firewallと統合することで、DDoS攻撃を試みるボットネットを特定し阻止できるという。

 また、ボットネットによる悪意のあるリクエストから防御し、JavaScriptインジェクションを防ぐクライアントフィンガープリント機能、アプリケーションに変更を加えることなく、疑わしいクライアントに対して自動的にCAPTCHAチャレンジを挿入する機能、アプリケーションに変更を加えることなく、疑わしいクライアントに対して自動的にCAPTCHAチャレンジを挿入する機能などを備えている。

 加えて今回は、Barracuda Web Application Firewall 960以上のモデルで、最大4Gbpsのスループットを実現するパフォーマンスの強化、バックエンドの広範なWebサービスでシングルサインオンを可能にする、Kerberosのセキュリティプロトコルとの統合、失効したデジタル証明書リスト(Certificate Revocation List)のサポートなども実現した。

(石井 一志)