大塚商会、ファイルサーバーパッケージ向けの遠隔バックアップサービス


 株式会社大塚商会は16日、企業向けファイルサーバー「TWIN NAS」向けのバックアップサービスとして、大塚商会のデータセンターへバックアップデータを保管する「TWIN NASリモートバックアップサービス」を発表した。

 「TWIN NASリモートバックアップサービス」は、大塚商会が販売しているファイルサーバーパッケージ「TWIN NAS」に対応したバックアップソリューション。TWIN NASは稼働系サーバーと待機系サーバー、複製ソフトを組み合わせて構成されており高い可用性を持つが、基本的には同一フロアなどでの運用のため、企業の事業継続計画(BCP)対策として遠隔地にデータを保管したいといった需要があり、同サービスはこれに対応するために提供される。

 バックアップは1日1回、夜間に行われ、TWIN NAS側で誤って消去・変更してしまったファイルでも、バックアップ取得日から30日以内であればリストアできるとのこと。また初回バックアップ時はフルバックアップを取得するが、2回目以降は差分を抽出した上で、重複除外をして、最小限のデータのみを転送するとしている。

 大塚商会のデータセンターへのバックアップは、ローカルに設置された転送用サーバーを経由し、インターネット経由で行われる仕組みで、回線費用を抑えられるほか、転送時のセキュリティについても、転送用サーバーとデータセンターでセキュリティを確保し、データを安全に転送するとのこと。

 価格は、「TWIN NAS 1TBパック版」が6万円(税別)/月、「同 2TBパック版」が9万円(税別)/月、「同 3TBパック版」が12万円(税別)/月、「同 6TBパック版」が18万円(税別)/月。このほか初期費用が必要となり、転送用サーバー(タワー型)の場合で54万円(税別)から、転送用サーバー(ラック型)の場合で64万円(税別)から。

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