大塚商会、NEC製NASとサイオス製ツールを利用したファイルサーバーパッケージ
株式会社大塚商会、日本電気株式会社(以下、NEC)、サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は2月9日、業務継続ソリューション分野で協業すると発表した。この協業に伴い3社では、ファイルサーバーパッケージ「TWIN NAS 2TBパック」を開発し、3月より大塚商会が販売を開始する。
TWIN NAS 2TBパックは、NECのNAS製品「iStorage NS49P」、サイオスのデータ複製ソフト「DataKeeper for TWIN NAS」をベースに構成されるファイルサーバーパッケージ。2台のiStorage NS49Pを、稼働サーバー、予備サーバーとして利用し、稼働サーバーのデータを、予備サーバーへ自動バックアップすることにより、万一の障害時にも業務を継続できるようにしている。
具体的には、稼働サーバーに保存されたデータを、DataKeeper for TWIN NASによって、あらかじめ設定した時間に予備サーバーへ自動バックアップする。この際は、更新されたデータ領域のみをバックアップ可能なほか、ファイルデータのみならず、ファイルのアクセス権やフォルダの共有設定といった付加情報もそのままバックアップできるとのこと。
ストレージ部分に採用されているiStorage NS49Pでは、RAID 5構成でデータを保護するほか、HDDのホットプラグに対応しており、障害時にもファイルサーバーの連続稼働が可能になっている。また、オプションの追加により、電源やファンの冗長構成にも対応する。
加えて、大塚商会の保守サポート「たよれーる」も提供され、サーバーの障害監視・通報サービスによって、稼働サーバーに障害が発生した際はエンジニアが訪問し、迅速に待機サーバーへの切り替え作業を行うとのこと。
価格は、パッケージ価格が198万円(税別)から、保守料が37万7600円(同)/年から。
パッケージの概要 |
2010/2/10 14:34