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TDCソフト、UNIX環境で稼働する基幹システムの移行を支援するマイグレーションサービスを提供

 TDCソフト株式会社は18日、UNIX環境で稼働する基幹システムの移行を支援する「UNIXサーバマイグレーションサービス」を提供開始したと発表した。

 「UNIXサーバマイグレーションサービス」は、UNIX環境で稼働する既存システムを、機能を変更することなく、稼働に適したクラウド環境や最新のインフラへと移行するもの。TDCソフトが持つシステムインテグレーションの実績とマイグレーションのノウハウを生かして、システム全体の移行を一貫して支援するという。

 アプリケーションの移行については、実績のあるパートナー企業のソリューションを活用し、プログラム資産や文字コード変換、データ移行、現新比較試験といったマイグレーションプロセスのコア作業を自動化可能。手作業による人的ミスを最小限に抑えて、均質化された品質での移行を低コストで実現するとした。

 また、TDCソフトがパートナー企業の作業プロセスや成果物の品質管理・受け入れを担うことにより、サービスを利用する企業側の作業負担や管理負荷を最小限に抑え、効率的なプロジェクト推進を支援するとのこと。

 一方でインフラの移行については、UNIXサーバーからの移行先として推奨するクラウド環境への移行経験を多く持つ専門部隊が、企業の現行資産や詳細な要望(機能・非機能要件)に合わせたインフラ移行を支援する。これにより、運用・保守コストの削減、スケーラビリティや可用性向上といったメリットが期待できるとした。

 なおサービスでは、移行におけるリスクを最小限に抑えるため、事前のシステム診断やPoC(概念実証)といった事前検討ステップを通じて、潜在的なリスクの特定と適切な移行計画の策定を行い、無駄なコストや時間の削減を図るほか、本対応ステップでは、事前検討ステップで計画した内容に、柔軟にフィットさせて対応するとした。また要望に応じて、保守・運用までを一貫してサポートすることも可能としている。