日立ソリューションズ、キヤノンソフトのWebアプリ自動生成ツールを用いたシステム最適設計ソリューション
株式会社日立ソリューションズは、システム最適設計ソリューションのラインアップに「Web Performer導入ソリューション」を追加し、1日から提供開始した。キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)のWebアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」を、中核の開発ツールとして利用する。
Web Performerは、プログラミングなしにWebアプリケーションを100%自動生成する、業務用Webアプリケーション開発ツール。業務・設計ノウハウを活用して「基本設計情報」を定義すると、ツール側がアプリケーションを自動生成する仕組みで、大手、中小を問わず160社以上に導入されている。
日立ソリューションズは、SOA/BPMやシステム標準化の要素技術を用いたシステム最適設計ソリューションを、顧客企業へ提供してきたが、レガシーシステムの操作性を維持しつつ、低コストでWebシステムへのマイグレーションを実現したい顧客のニーズに対応するため、開発・保守コスト削減を実現できるWeb Performerを開発ツールとして採用。これにより、システム最適設計ソリューションの強化を図るという。
また、日立ソリューションズとキヤノンソフトの連携により、Web Performerで生成したWebアプリケーションが動作するアプリケーションサーバーに、日立の「uCosminexus Application Server」を追加している。
具体的なメニューとしては、顧客が具体的な案件へ適用する際の開発方法のノウハウ提供、開発環境構築を支援する「設計サービス」、SOA製品と組み合わせた際のフロントエンド開発、あるいはアーキテクチャ標準化の作業内でフロントエンドの開発ツールとして適用したアプリ開発を実施する「開発サービス」を提供。さらに、生成アプリの実行環境となる各種アプリケーションサーバーのパラメータ設計、インストール、初期動作確認作業を実施する「インフラ構築サービス」も用意した。価格はすべて個別見積もり。
なお日立ソリューションズでは、拡充されたシステム最適設計ソリューション全体で、2015年度までに約12億円の販売を見込んでいる。