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プライム・ストラテジー、企業のWeb管理体制強化方針を体系的にまとめた「Webガバナンスガイドライン(β版)」を公開
2025年6月23日 17:22
プライム・ストラテジー株式会社は20日、企業のWebサイト運営体制を強化するための方針を体系的にまとめた、「Webガバナンスガイドライン(β版)」を策定・公開した。
プライム・ストラテジーでは、Webを通じた情報発信や情報取得は一般的なものとなり、ほとんどの企業がWebサイトを複数所有しており、さらにBtoB商材やBtoC商材でもWebによる購買選択の傾向が強まっており、価値が高まっている状況だと説明。しかし、企業ではWebサイトが乱立する傾向で、それぞれの管理や運営ができていない状況があり、この状況が続くと、正確に自社のWebサイトを把握できない、責任の所在が不明確、セキュリティ対応が不十分、余分なコストの発生、といった多くの問題が発生してしまうとしている。
こうした状況に対して、企業や組織でこれらの問題を解消するためのガバナンス作りのガイドとなる、Webガバナンスガイドラインを策定した。
Webガバナンスガイドラインは、総ページ数55ページ、第1部から第3部で構成されており、第1部から利用することで、Webガバナンスの基礎から理解でき、第3部の具体的な対応に進めるような構成としている。また、Webガバナンスにおいて特に気をつける必要のあるWebセキュリティについては、第2部として重点的に取り上げている。さらに、実践しやすいチェックリストを別紙として用意している。
ガイドラインは、執筆がプライム・ストラテジー株式会社 マーケティング室 室長の穂苅智哉氏、監修がEGセキュアソリューションズ株式会社 取締役CTOの徳丸浩氏、協力がゼノクリース合同会社 代表の齋藤智樹氏で制作されている。
Webガバナンスに課題や興味関心のある企業や団体の方を対象読者としているが、Webサイトを多く持ち、Webに複数部署が関与する、中規模から大規模企業や団体が主な対象読者となる。
ガイドラインの活用にあたり、事前にWebガバナンスやWebセキュリティへの実績や経験は必要なく、ガイドラインにより、事業の特徴に応じたWebガバナンスの対策を段階的に、網羅的に進めていくことができると説明。企業や組織の関係者が等しく、基本の知識をこのガイドラインをもとに共有している状態を目指すことをおすすめするとしている。
Webガバナンスガイドラインは、希望者にPDF形式で無料配布する。また、プライム・ストラテジーでは、Webガバナンス、Webガバナンスガイドラインに関するオンラインセミナーも開催する。