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NTTデータ スマートソーシング、Concur連携の交通系ICカードリーダーソリューション「D.touch」を提供開始

 株式会社NTTデータ スマートソーシングは29日、株式会社コンカーとの提携による出張経費生産BPOサービス「クラウド型 出張・経費管理業務BPOサービス(以下、Concur+BPO)」の拡充として、交通系ICカードの利用区間情報を経費精算クラウドソリューション「Concur Expense」に連携する「D.tocuh」の提供を開始した。

 D.touchは、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードに蓄積された利用区間情報を、専用のAndroidタブレットから読み取り、Concur Expenseに自動連携する。Concur Expenseには利用区間、運賃、日付情報が自動入力されるため、経費精算にかかる時間を削減できる。

D.touch利用イメージ

 プライベートなどの業務外の経費情報は個別に除外できるほか、セキュアな環境に構築した中間サーバーとConcur Expenseとの連携から、定期区間の自動控除や読み取った電車運賃の書き換え不可により、二重請求や運賃改ざんなどの不正を未然に防ぐことができる。

 Androidタブレットでの提供により安価に導入でき、オフィスの入り口などの共用スペースにD.touchを設置するだけで利用が可能。社内のネットワーク回線を利用するWi-Fiモデルと、インターネット環境や外部ネットワークとの接点がない拠点でも利用できるSIMモデルを提供する。

 サービスはConcur Expense利用企業向けの提供となり、端末費用と初期設定費用を含む価格(税別)は、Wi-Fiモデルが4万7000円、SIMモデルが5万3000円(SIMカード、MDMサービス、セキュリティソフトの初期費用および利用費用は含まれない)。

 NTTデータ スマートソーシングでは、Concur導入および導入検討企業を中心に、今後3年間で100社(初年度20社)、2000台の受注を目指す。