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NEC、米Hortonworksのエンタープライズ向けHadoopサポートを販売

 日本電気株式会社(以下、NEC)と米Hortonworksは1日、ビッグデータの分散処理領域で協業すると発表した。この提携に伴いNECは、HortonworksのHadoopサポートサービスを国内で販売するという。

 Hortonworksは、Apache Hadoopのディストリビューションパッケージ「Hortonworks Data Platform(HDP)」や、HDPに関する専門サポートサービス「HDP Support Subscription」を提供している企業。今回NECでは、国内で初めてHDP Support Subscriptionを10月より販売開始する。

 同サービスは、HDPのうちバッチ処理に関するコンポーネントを提供する「Enterprise」、バッチ処理に加えリアルタイム処理に関するコンポーネントまでを提供する「Enterprise Plus」の2種類のコースから選択でき、ユーザーのニーズに合わせたHadoop実行環境を実現するとした。

 またNECは、Hortonworksとの協業を生かし、ビッグデータ領域において、独自の解析技術、サーバー、ストレージ製品とHDPを組み合わせ、ユーザーに新たな価値創出機会を提供するとのこと。

 なおNECは、Hadoopをはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)とNEC製品を組み合わせて活用する「ビッグデータ活用実践セミナー」を9月3日に開催する予定。一方のHortonworksも、Hadoopの導入事例を交えた活用セミナー「Open Enterprise Hadoop Roadshow」を、10月14日に開催するとしている。

石井 一志