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Hortonworks、Hadoopディストリビューション「「Hortonworks Data Platform 2.6」を提供

 Hortonworksは4日(ドイツ時間)、同社のHadoopディストリビューション「Hortonworks Data Platform(HDP)」の新版「同 2.6」を販売開始すると発表した。

 HDP 2.6では、まず、インメモリキャッシングを利用したApache Hive 2.0 with LLAPを完全サポート。SQLインタラクティブクエリーパフォーマンスが向上するという。さらに、ACIDマージ機能が搭載されており、すべてのデータを再ロードすることなく、エンタープライズデータウェアハウス(DWH)の最適化を実現できるとのこと。

 このほか、Spark 2.1とZeppelinの最新バージョンによってデータサイエンティスト向けのエクスペリエンスが向上。また、RangerとAtlasが強化され、大規模なディレクトリサービスを利用するユーザー向けの同期時間の短縮、Spark、Zeppelin、HDFS、Kafka、Hbaseの拡張タグベースポリシーのサポートにより、特定環境から別環境へのポリシーの一括追加が可能になった。

 Ambariの最新バージョンにより、クラスタノード再起動時に、サービスとコンポーネントの自動起動が可能になったのも強化点。SmartSenseの強化によって、クラスタを改善するための推奨事項の適用も自動化されるとしている。

 なおHDP 2.6は、クラウドファースト戦略により、Microsoft Azure HDInsightとHortonworks Data Cloud for AWSで最初に提供された。また、IBM Power Systemsでも利用できる。