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ネットギア、スマホアプリから設定可能な小規模向けスイッチ4製品

11ac Wave2対応無線LANアクセスポイントも

 ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は21日、スマートフォンやタブレット端末から設定を行えるネットワーク製品を発表した。ネットワークスイッチ4製品、無線LANアクセスポイント1製品を9月27日に発売する。

 今回発表された「アプリ&クラウド」製品群は、スマートフォンやタブレットに「Insight」アプリを導入することで、PCがなくとも簡単にセットアップできる点が特長。Insightのクラウド機能によって、外出先からでもインターネット越しにモニタリングや設定変更などを行えるという。

 アプリはApp storeやGoogle Playからダウンロードでき、管理対象が2台までであれば、クラウド機能も無料で利用できる。なお、2018年1月までは台数無制限で利用可能とのこと。

 スイッチはいずれも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8ポート、SFP GBIC×2スロットを搭載し、PoE給電対応モデル「GC110P」「GC510P」「GC510PP」と、非対応の「GC110」をラインアップする。

 PoE給電能力は、GC110Pが1ポートあたり最大15.4W、スイッチ全体で64W。GC510PとGC510PPは1ポートあたり最大30W、スイッチ全体ではそれぞれ130W、195Wとなる。なお、PoE給電がフリーズした場合に必要となるPoEインターフェイスのリブートも、アプリからポートごとにワンタッチで行えるとした。

 ネットワーク機能としては、いずれもVLAN(ポート/プロトコル/タグ)、各種スパニングツリー、リンクアグリゲーション、QoS、IGMPスヌーピングなどに対応。IEEE 802.1x認証、アクセスコントロールリスト(レイヤ3/4)といったセキュリティ機能も搭載する。

 電源は、GC110とGC110PがACアダプタ、GC510PとGC510PPは電源内蔵型で、GC510PP以外の3製品はファンレスとなっている。

 価格(税別)は、GC110が2万8000円、GC110Pが4万2000円、GC510Pが5万4000円、GC510PPが6万9000円。

GC110
GC510PP

 一方、アクセスポイントは802.11ac wave2(2×2 MIMO)対応の「WAC510 11ac」を提供する。802.11ac以外にも802.11a/b/g/nをサポートし、最大転送速度は5GHzが867Mbps、2.4GHzが300Mbps。有線LANは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2ポートを備え、うち1ポートはPoE受電をサポートした。

 設定はInsightアプリから行え、同じネットワークにWAC510を追加する場合は、既存のWAC510の設定を自動的にコピーし、新しいアクセスポイントを設定できるため、簡単に無線LAN環境を拡張できるとのこと。なお、Webの管理画面も備えているので、そちらを利用した設定・管理も可能としている。

 価格(税別)は6万9000円。

WAC510 11ac