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ネットギア、PoE+給電対応のスマートスイッチ3製品 ファンレスモデルも提供
2017年4月26日 14:08
ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は26日、Webブラウザから設定を行えるレイヤ2プラス・スマートスイッチのラインアップに、「GS418TPP」「GS510TPP」「GS510TLP」の3製品を追加すると発表した。
新製品のうちGS418TPPは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16ポート、GS510TPPとGS510TLPは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8ポートを搭載したスマートスイッチ。1000BASE-SX/LX/Tに対応したSFP GBICスロット×2も備えており、光ファイバケーブルによるアップリンク接続にも対応する。
また、SFP GBICスロットを除く全ポートがPoE+給電に対応しているので、1ポートあたり最大30Wの電力を供給できる。なおスイッチ全体では、GS418TPPが最大240W、GS510TPPが最大190W、GS510TLPが最大75Wまでの給電をサポート。1日のある一定時間にPoEポートをオン/オフできる「PoEタイマ」機能を搭載し、日/週/月/年ごとのスケジュールを設定できるため、ネットワークを使用しない時間帯の節電も実現するとした。
VLANはポートVLAN、802.1QタグVLANだけでなくプロトコルVLAN、MACアドレスVLAN、プライベートVLANに対応。電力を供給しているIP電話機からの発呼、通話パケット(SIP、H.323、SCCP、電話機のOUI)に基づいてVoIP用のVLANを自動的に作成し、高い優先度で処理したり、IPカメラからの動画データ用のVLANを自動的に作成したり、といったこともできる。
さらに、IPv4/v6のスタティックルーティングが可能なレイヤ2プラススイッチとなっており、静的経路(スタティックルート)を設定することで、レイヤ2スイッチでありながらルーティングが可能。自身に設定したVLAN間のルーティングも行えるとした。
加えて、すべての設定・管理をWebブラウザから行えるため、SOHOや中小企業など、専任のネットワーク管理者がいない環境でも容易に取り扱える点も特徴とのこと。
なお、GS510TLPは冷却ファンを持たないファンレス静音設計となっていることから、動作音の気になる病院やホテルなどの宿泊施設、店舗の無線LANアクセスポイントやIPカメラへの電力供給に適している。
価格(税別)は、GS418TPPが9万2000円、GS510TPPが6万4000円、GS510TLPが4万4000円。