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ウォッチガードがUTM新製品、暗号化された脅威の検知性能を最大149%増に
(2014/12/4 15:45)
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は4日、暗号化トラフィックによる脅威に対応するセキュリティアプライアンス新製品「WatchGuard Firebox M400/M500」を発表した。中堅企業および分散拠点を持つ企業向けに販売する。
同製品は、ネットワーク帯域幅の急増、高速ネットワーク接続への要求、トラフィック暗号化といったネットワークセキュリティの課題に対応し、安全なネットワーク構築を支援する次世代ファイアウォール(FW)/統合脅威管理(UTM)アプライアンス。
最新のPentium/Celeronを実装した同製品は、すべてのセキュリティ機能を有効にした場合のパフォーマンス比較において、他社製品より最大61%高速なスループットを実証している。また、暗号化されたHTTPSトラフィックの検知スループットも最大149%のパフォーマンスアップを実現したという。
ガートナーの報告書「セキュリティ担当者はSSLトラフィックに潜む脅威に備えるべきである」によると、暗号化トラフィックによる脅威は急速に拡大する傾向にあり、サイバー攻撃において暗号化を使用する割合は、現在の5%未満から、2017年には半数以上にまで拡大すると予想されている。こうした状況に対応するのが、同製品の訴求ポイント。
Gigabit Ethernet(GbE)×6ポートとSFPポート×2を備えた「M400」、GbE×25ポートと10G SFP+×2ポートを備えた「M440」、GbE×6ポートとSFP×2ポートを備えた「M500」がラインアップされ、FW/UTMスループットはそれぞれ、8/1.4Gbps、6.7/1.6Gbps、8/1.7Gbpsとなる。
参考価格は、M400が83万3600円から、M500が129万1200円から。