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Skeed、高速ファイル転送ソリューションの製品ラインアップを再編
2017年7月25日 14:13
株式会社Skeedは、高速ファイル転送ソリューションの製品ラインアップの改編と価格改定を、8月1日付で実施すると発表した。これによって、海外や地方に拠点を持つ中堅・中小企業やSOHO、個人事業主、海外企業へのアプローチ強化を図るという。
Skeedでは、長距離通信や回線品質の劣化に伴い伝搬遅延をきたすというTCPの欠点を克服するため、動的帯域制御機能を持つ独自のファイル転送プロトコル「SkeedSilverBulletProtocol(SSBP)」を実装したソフトウェア、サービスを提供している。
今回は、アジア地域における高速ファイル転送ソリューションの需要拡大などをにらみ、8月1日付けで高速ファイル転送ソリューションの製品ラインアップと価格体系を見直し、より分かりやすい形で提供するという。
ラインアップの1つ目は「SkeedSilverBullet」。FTPツールの代替やファイル共有、拠点サーバー間でのファイル転送といった用途に適しているという。提供形態は永久ライセンスまたは年間サブスクリプションとなり、サーバーセッション合計上限帯域(サーバーが高速ファイル転送を行うために接続可能な動的帯域制御の合計上限値)に応じたライセンス料金が設定される。
最小構成はサーバー50MbpsとGUIクライアント×1で、永久ライセンスが51万円+保守料金から、年間サブスクリプションが26万4000円(保守料込み)となる。
2つ目は、メールに添付できない大容量ファイルを安全かつ高速に受け渡しできる「SkeedFileMessenger」。一度に100のあて先に向け、ファイル送信およびファイル収集依頼が可能とした。こちらも永久ライセンス、あるいは年間サブスクリプションでの提供となり、最小構成の上限帯域サーバー100Mbps/10ユーザーでは、永久ライセンスが100万円+保守料金、年間サブスクリプションが51万8000円(保守料込み)。
3つ目の「Cloud版SkeedFileMessenger」は、SkeedFileMessengerのクラウドサービス。月間契約または年間契約(一部のみ)で提供され、例としてスーパーライトプラン(基本転送流量1GB/月)では、1IDあたり年間3600円となる。
最後のSkeedSyncは、遠隔地間でのリアルタイムファイル同期を実現する製品。海外や地方拠点との開発などの共同作業を支援できるほか、遠隔地へのファイルバックアップにも利用可能とした。提供形態は永久ライセンスのみで、最小構成(SkeedSync同期ソフトウェア100Mbps×2、SkeedSync管理ソフトウェア100Mbps×1)で100万円+保守料金となる。