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Skeed、遠隔ファイルレプリケーションソフト「SkeedSync」を発売

 株式会社Skeedは5日、クラウドや遠隔地への大容量バックアップや拠点間のファイル共有を高速化する遠隔ファイルレプリケーションソフトウェア「SkeedSync」を発売した。価格は最小構成で100万円から。

 Skeedでは、独自開発の高速通信プロトコル「SSBP」を核とした特許技術により、大幅な遅延が発生する遠距離やパケットロスの多い回線品質の悪い環境下でも高速かつ安全、確実に転送を行うデータ転送ソフトウェア「SilverBullet」を販売している。

 これまで、SilverBulletはFTPツールの代替として使われることが多かったが、導入ユーザーや提案先などから、高速転送技術を活かしたレプリケーション製品の要望が増えてきたことから、遠隔ファイルレプケーションソフト「SkeedSync」として販売を開始した。

 SkeedSyncは、SilverBulletの高速データ転送技術を活かし、他の通信トラフィックと共存しながら高効率に転送するため転送時間帯を選ばず、大幅な転送時間短縮を実現。最短1分間隔でのリアルタイム同期が可能で、パーミッションも引き継ぐため、被災時などには送信先のファイルをそのまま本番用に活用することもできる。

 社内に情報システム担当者が不在でも操作が容易にできるシンプルな使い易さが特徴で、専任スタッフのいない中小ユーザーでも導入が可能。災害対策や、グローバルな事業展開における複数稼動サイト間でのファイル同期による共同作業の効率化などに利用できるとしている。