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セブンイレブン、店舗の管理端末にNECの顔認証技術を導入へ

 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(以下、セブンイレブン)と日本電気株式会社(以下、NEC)は30日、全国のセブンイレブン約1万9600店の店舗管理端末(ストアコンピュータ)に、NECの顔認証技術を採用すると発表した。2017年春の全店導入を目指し、東京都内の直営店10店舗にて9月よりテストを開始する。

 セブンイレブン店舗の事務所に設置されている店舗管理端末では、経営数値や販売状況、新規商品・顧客・従業員などの重要情報が管理されているため、強固なセキュリティ対策が必要とされているが、今回採用される顔認証技術は、店舗のオーナーなどが端末のカメラに顔を向けることで瞬時にログイン可能。IDカードやID・パスワードによる認証方法と異なり、盗難・紛失のリスクがないことから、個人認証によるセキュリティの強化を実現できる。さらに、ID・パスワードを入力せずに利用できるようになるため、利便性が向上する点もメリットとした。

 なお、今回採用された顔認証技術では、NECが持つ認証精度の高い顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用している。

 またセブンイレブンは今後、加盟店の支援の一環として、AI技術を活用した商品の需要予測、在庫管理など、高度な業務システムの構築を検討するとのことだ。