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ワウテック、トークの取り消しに対応したビジネスチャット「WowTalk 8.9」

パスワードポリシーも設定可能に

 ワウテック株式会社は9日、ビジネスチャット「WowTalk(ワウトーク)」の新版「同 バージョン8.9」を公開した。トークの誤送信を防ぐ「トーク取り消し機能」などを追加している。

 WowTalkは、「グループトーク」「タイムライン」「無料音声通話」といった機能を中核に、社内コミュニケーション活性化を実現する法人向けチャットサービス。PCだけでなくスマートフォンからの利用も可能で、社内コミュニケーションの活性化などに利用できるという。

 今回の新版では、新たにトークの取り消しに対応。自らが送信したトークについて、24時間以内であれば取り消すことが可能になった。トークを取り消した場合、トークの相手(グループの場合は所属している全メンバー)取り消したことを確認でき、取り消した時間も記録される。また管理者は、取り消されたトーク内容を後から確認できる。

 なお、トークの取り消しはデフォルトで禁止設定になっており、利用するためには、管理者が管理画面上から設定する必要があるとのこと。

 また今回は、パスワードポリシーの設定機能が搭載され、より強固なセキュリティ下での利用が可能になった。パスワードの有効期限や初回ログイン時のパスワード強制変更が設定できるほか、これまでの6文字のパスワード設定から、最小文字数を増やせるようにしている。また、文字列の制限設定(大文字を含む英数字などでの設定)も可能だ。

 なお、WowTalkはもともとワウテック株式会社が開発したもので、2014年7月にキングソフト株式会社が同社を買収し、完全子会社化。2016年1月からはキングソフト社内で事業部化されていたが、事業の順調な成長、ならびにビジネスチャット市場の競争激化を理由として、2017年4月にワウテックへWowTalk事業を承継している。

 ワウテックの資本構成はキングソフトが65.2%、残りはワウテック従業員による持ち株で、代表取締役にはキングソフト 常務執行役員の瀬沼悠氏が就任した。