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キングソフトのビジネスチャット「WowTalk 8.3」、ファイルの一括管理機能やAPI機能を追加

 キングソフト株式会社は、ビジネスチャット「WowTalk(ワウトーク)」の新版「同 バージョン8.3」を20日に公開したと発表した。送受信したファイル、画像の一括管理機能を搭載したほか、外部連携用のAPIを新たに公開している。

 WowTalkは、「グループトーク」「タイムライン」「無料音声通話機能」などにより、社内コミュニケーション活性化を実現する法人向けチャットサービス。PCだけでなくスマートフォンからの利用にも対応しており、さまざまな場面で利用できるという。

 今回の新版では、新たに送受信ファイルや画像の管理機能が搭載された。これまで、画像や各種ファイルは、送受信後トーク内の会話とともに流れてしまっており、保存できなかった場合はトークをさかのぼって探す必要があったが、今回より、トーク内でやり取りしたファイルを一括管理可能になった。ファイルのプレビュー、保存はもちろん、ほかのトークへの転送にも対応している。

 また、Identity Providerの証明書をアップロードすれば、SAML認証を行えるようになったため、企業内のActive Directory(AD)のアカウントを用いてWowTalkを利用できるとのこと。

 加えて、特定のメンバーにメッセージを送信したり、特定の部門グループにメッセージを送信したりできる「トーク送信API」と、メンバー追加・更新・削除・情報取得に対応した「ユーザー管理API」を公開。これらのAPIを利用して、企業の社内システムや外部システムと個別に連携可能になった。

 WowTalkの価格は、ベーシックプランが1ユーザーあたり月額300円(税別)、プレミアムプランが1ユーザーあたり月額500円(税別)。なお、今回追加されたAD連携の機能、API機能については別途費用が必要となる(個別見積もり)。