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エンカレッジ、特権ID管理ソリューションのデータベース製品対応を強化

 エンカレッジ・テクノロジ株式会社(エンカレッジ)は6日、特権ID管理ソリューション「ESS AdminControl」の新版「同 V1.5」を販売開始すると発表した。データベースアカウントへの対応を強化している。

 ESS AdminControlは、システムに対してあらゆる権限を持つ管理者アカウント(特権ID)を適切に管理することで、不正および乱用によるシステム障害、情報漏えいなどのリスクを低減するソリューション。事前の申請・承認ベースにより、一時的にパスワードが隠ぺいされた状態の特権IDを貸与することで、過剰な権限付与や乱用を防止するという。

 今回の新版では、まず、データベースに対して作業を行った際のログイン情報を収集できるようにした。また、事前の申請とログイン情報を突合し、レポートとして出力することにより、誰がどのデータベースにログインしたのか、その作業は事前に申請・承認されているのか、といった内容を一覧で確認できるよう機能を強化している。

 なお、従来のESS AdminControlでは、事前の申請とログイン履歴の突合ができる対象はOSのアカウントに限られていたが、新版からは、データベースでも同様の対応が可能になっている。

 さらに、ESS AdminControlで特権IDが管理できる対象として、Windows Server 2016、Red Hat Enterprise Linux 7、SUSE Linux Enterprise 10/11/12を追加した。

 価格は、ESS AdminControlのコンポーネント1式と管理対象サーバー15台分、簡易管理対象100システム分のライセンスで300万円から。