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アシストとR&ACが協業、「Ericom AccessNow」を用いたクラウド型入金/回収ソリューションを展開

 株式会社アシストは20日、株式会社アール・アンド・エー・シー(以下、R&AC)が、自社サービスの提供にあたり、アシストが取り扱うHTML5ベースのRDPクライアント「Ericom AccessNow」を採用したと発表した。R&CAではそのために、Ericomパートナープログラムに参加している。

 R&ACは、入金・回収業務特化型ソリューション「Victory-ONE」を提供しているISV。同社はVictory-ONEをAWSのクラウド環境上に展開し、RDP接続で利用する「V-ONEクラウド」サービスを提供しているが、今回Ericom AccessNowを採用し、ブラウザアクセスを可能にした新しいV-ONEクラウドを提供開始した。

 イスラエルEricom Softwareが開発しているEricom AccessNowは、WindowsデスクトップやWindowsネイティブアプリケーションの画面を、RDPクライアントの代わりにブラウザ経由で参照できるソフトウェア。

 従来、経理部門のユーザーがV-ONEクラウドを利用するには、利用端末にRDPクライアントを設定し、情報システム部門に社内ネットワークの設定変更を依頼した上で、インターネット側に向かってRDP通信をしなければならなかったため、これが導入障壁の1つになっていたとのこと。

 しかし今回、RDPクライアントの代わりにEricom AccessNowを利用することで、クライアント側でのソフトウェアインストールや設定、ネットワーク機器の設定変更は不要になった。ユーザーは、WebブラウザからV-ONEクラウドの専用URLにアクセスすれば、即座にサービスを利用できるという。

 R&ACでは今後、Ericom AccessNowを利用したV-ONEクラウドを、これまでインフラ面がネックとなり採用に踏み切れなかった企業をターゲットに販売していく考えだ。