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明電舎、取引先との調達業務を一元化するポータルを構築

TISの購買調達システム「FAST購買」を利用

 TIS株式会社と株式会社NTTデータ イントラマート(以下、イントラマート)は17日、株式会社明電舎が、イントラマートのフレームワーク製品「intra-mart」を開発基盤とする、TISの購買調達システム「FAST購買」を採用したと発表した。

 明電舎では、機器の生産は国内4カ所の8工場で行っており、必要な部品をサプライヤ約2000社から発注先を選び調達を実施している。しかし、既存のWeb EDIはテキスト情報の送信機能しか持たないため、さまざまな課題を抱えていたという。

 そこで、取引先企業(サプライヤ)との調達業務を一元管理する「サプライヤポータル」を2016年7月に稼働させ、インターネット接続環境を持つサプライヤ約1700社とそれに対応する、明電舎資材部門の約90名で利用するようになった。

 この環境では、これまで郵送で行っていた設計図面などのやり取りが、電子ファイルをダウンロードする方式に変更され、従来は電話・メール・FAXを利用していた明電舎資材部門とサプライヤの連絡方法も、サプライヤポータルに一元化されている。

 今回の効率化により、郵送では最短3日かかっていた図面などのやり取りを迅速に行えるようになったほか、年間で数千万円かかっていた郵送費を削減。さらに、担当ごとに属人化していたサプライヤとの調達プロセスの透明化を実現している。

 サプライヤーポータルの構築にあたっては、購買、調達業務に必要な機能を備え、多数のサプライヤをつなぐためのポータル機能も持つ、TISのFAST購買が利用され、TISのクラウドサービス「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service」上で構築された。

 FAST購買を採用したのは、購買、調達業務に関する機能の網羅性とポータル機能の充実度や、開発基盤であるintra-martのカスタマイズ可能な柔軟性が評価されたため。あわせて、明電舎の基幹システムをTISのデータセンターで運用している実績と信頼感、また、TISENTERPRISE ONDEMAND Serviceをインフラとして活用することで、TISデータセンター内にある基幹システムと連携が容易な点も、理由として挙げられている。

 なお明電舎では今後、購買情報を分析する機能を拡張していくことで「適正価格のベンチマークを得る精度を高める」「サプライヤの納期や品質などの評価の高度化」などの戦略的なサプライヤマネジメントに、サプライヤポータルを活用する予定。