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SCSK、Microsoft Azureを活用した「SAP S/4HANA」向けサービスを提供開始

導入テンプレートやPoCサービスなどを提供

 SCSK株式会社は16日、SAPのERP製品「SAP S/4HANA」の導入テンプレートとその関連サービス「Add-Value(アドバリュー)」シリーズを、Microsoft Azure上で提供を開始した。

 導入テンプレートについては、SAP S/4HANAを前提とした会計ソリューション「Add-Value for Accounting」、組立/プロセス製造業向け業務領域をカバーする「Add-Value for Manufacturing」、手形管理から電子記録債権までに対応するアドオン「Add-Value for 手形管理」を提供する。

 関連サービスとしては、SAP S/4HANAの導入やマイグレーションを支援する各種サービスを順次提供する。第一弾として、SAP S/4HANAを使って、自社業務との簡易適合性検証を可能にするPoCサービスの提供を開始。同サービスを利用することで、各種テンプレートとクラウド環境を活用して早期に検証を実施でき、SAP S/4HANA導入プロジェクトにおけるリスクを事前に軽減できる。

 SCSKでは、Microsoft Azureの東日本リージョンにおいて、最大32コアCPU、0.5TBメモリを搭載した仮想マシン「Gシリーズ」の提供開始により、SAP HANAワークロードを国内データセンターから利用可能になったことを受け、いち早くGシリーズにおけるSAP S/4HANA、およびSAP関連サービスの稼働検証を行い、その優位性を活用したサービスを提供する準備を整えたと説明。これにより、顧客のTCO削減とROIの最大化に寄与できるとしている。