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SCSK、AWSを活用したSAP S/4HANA向けサービスを提供

導入テンプレートやPoCサービスなど

 SCSK株式会社は21日、SAPのERP製品「SAP Business Suite 4 SAP HANA」(以下、SAP S/4HANA)の導入テンプレートとその関連サービス「Add-Value(アドバリュー)シリーズ」を、Amazon Web Services(AWS)上で提供開始したと発表した。

 このうち導入テンプレートについては、SAP S/4HANAを前提とした会計ソリューション「Add-Value for Accounting」、組立/プロセス製造業向け業務領域を広範にカバーする「Add-Value for Manufacturing」、手形管理から電子記録債権までをカバーするアドオン「Add-Value for 手形管理」を提供。

 関連サービスでは、SAP S/4HANAの導入やマイグレーションを支援するサービスを順次提供する予定で、第1弾として、SAP S/4HANAを用いて自社業務との簡易適合性検証を可能にするPoCサービスを提供開始する。このサービスを利用すると、SCSKの各種テンプレートとクラウド環境を活用して、早期に検証を実施できるため、SAP S/4HANA導入プロジェクトでのリスクを軽減可能としている。

 なおSCSKは、AWSのアドバンスドコンサルティングパートナーであり、AWSをより便利に利用するためのメニューとして、クラウドサービス「USiZEパブリッククラウドモデル(AWS)」を2012年より提供してきた実績を持つ。同社ではこうした背景から、安心してクラウドサービスを利用できるとアピールしている。