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ミラクル・リナックス、メンテナンス更新が終了するCentOS 5向けのパッチ提供サービス

 ミラクル・リナックス株式会社は14日、CentOS 5のユーザーに対し、「CentOS 5向けパッチ提供サービス」を提供すると発表した。

 CentOSはもともとベンダーによるサポートはないが、新機能の追加とセキュリティパッチの提供を行う「完全更新」、必要不可欠なセキュリティ更新プログラムを提供する「メンテナンス更新」の2つのフェーズで、コミュニティによる更新活動が行われている。

 今回の対象となるCentOS 5は、すでにメンテナンス更新のフェーズに入っており、それも2017年3月31日に終了が予定されているため、新しいバージョンへの移行を行わないと、セキュリティパッチの提供も受けられなくなるとのこと。

 そこでミラクル・リナックスでは、新バージョンへの移行を躊躇している企業などに対し、バグやセキュリティの問題対応を支援する「CentOS 5向けパッチ提供サービス」を提供する。このサービスでは、2017年4月から約3年間、メンテナンス更新終了後に発見された重大なバグや脆弱性に対しても必要な修正パッチを提供するとした。また2017年4月1日から2021年(予定)まで、技術問い合わせにも対応する。

 なおRed Hat Enterprise Linux 5も、CentOS 5と同じく2017年3月31日にサポートが終了が、ミラクル・リナックスが提供する移行支援サービスなどでCentOS 5へ移行すれば、システムの延命が可能になるとしている。

 価格は、1システムあたり年間90万円(税別)。